PRP療法とは?傷んだ組織の修復や関節炎の症状を軽減!
PRP療法とは
PRP療法とは、多血小板血漿療法ともいわれる再生医療の一種です。患者さん自身の血液を採取し、血液の成分の一つである血小板が豊富に含まれている部分を抽出して自身の体の傷んだ部分に注射します。
血小板には、傷んだ組織の修復を促進させる成長因子といわれる物質を放出する働きがあり、PRP療法を行うことで傷んだ組織の修復や関節炎の症状軽減を促進する効果が期待できるのです。そのため、変形性関節症やスポーツ外傷・障害などの治療として実施されています。
PRP療法の種類と費用について
PRP療法は、有効成分の濃度や製法によって、LR-PRPやLP-PRP、PFC-FDなどいくつかの種類に分かれています。それぞれ特徴が異なるため、医師とよく相談して患者さんの体の状態に合ったPRP療法を行うことが大切です。
PRP療法の費用についてですが、PRP療法は現在のところ保険適応ではありません。そのため、かかる費用は全額自己負担となってしまいます。実施する病院によっても費用は異なりますが、数万円〜数十万円程度が目安です。
PRP療法のメリット
PRP療法には、さまざまなメリットがあります。たとえば、PRP療法は患者さん自身の血液を利用しているため、感染症やアレルギー反応などが起こりにくいです。そのため、繰り返し治療をおこないやすく、安全性が高いといわれています。
また、手術のように麻酔をしたり、メスで皮膚や筋肉を切ったりする必要がなく、注射で行われるため体への負担が少ないです。体への負担が少ないので、入院せずに日帰りで治療が可能という点もPRP療法のメリットといえるでしょう。